人には視えないものが視える学生の日常

ちょっとスピリチュアルな生活。

6. 座敷わらし

 私が座敷童と初めてコミュニケーションをとったのは、昨年の秋でした。

 

 私たちが住んでいる家には、時々座敷わらしが来ることがあります。

 

 「え?座敷わらしってその家に住みついているんじゃないの?」と思った方、

 

 それも正解です。

 

 私の家に来た座敷わらし曰はく、最近の座敷わらしは2パターンいるそうです。

 

 パターンについての話をする前に、座敷わらしの解説をしましょう。

 

 広辞苑曰はく、座敷わらしとは「東北地方の旧家に住むと信じられている家の神。小児の形をして顔が赤く、髪を垂れているという。枕返しなどのいたずらもするが、居なくなるとその家が衰えるという。」ということです。

 

 簡単に説明すると座敷わらしは子供の姿をしていて、座敷わらしがいる家はハッピーなことが起こるといわれる、とてもご利益のある存在です。°˖✧

 

 ここからは私が出会った座敷わらしの話をします。

 

 ある日自分の部屋で勉強していると、ふいに「お腹空いた!」という小さい女の子の声が聞こえました。

 

 最初は気のせいかと思いましたが、何度も聞こえるので「誰ですか?」と問いかけてみました。

 

 そうすると、彼女は「座敷わらし!」と答えました。

 

 そして彼女の存在を捉えることができました。

 

 黒髪を肩ぐらいの長さに下ろし、赤い着物を着た、幼稚園の年長~小学1年生くらいの可愛らしい女の子でした。

 

 広辞苑には神とありますが、私の体感では神社にいるような神様というより、精霊に近いような親しみやすい存在に感じます。

 

 彼女が空腹を訴えるので、私はお汁粉やチョコレートなどの甘いものを供えてみました。

 

 座敷わらしは甘いものが大好きだそうです。

 

 「ありがとう!」と言った座敷わらしは、祖母が作ったフクロウの置物を依り代にして、そのまま私の家にいついています。

 (たまにどこかへ出かけていることもあります。(笑))

 

 さて、いよいよ2パターンの座敷わらしについての話をします。

 

 まず1つは家に住み込みパターンです。

 

 うちにいる座敷わらしもたしかこのパターンです。

 

 ある1つの家にずっといて、その家に幸福を与え続けるスタイルです。

 

 ですがこのパターンは今少数だそうです。

 

 広辞苑にもありましたが、本来座敷わらしはそれなりに歴史のある家にいるといわれています。

 

 ですが都市開発が進み、私の住んでいる近辺では、古い家自体が少なくなってきました。

 

 そして座敷わらし自体を信じる人の数も減少しており、座敷わらしにとって居心地の良い家自体が数を減らしています。

 

 もう1つのパターンは転勤パターンです。

 

 最近座敷わらし界ではこのパターンの方が主流だそうです。

 

 これは家に短期滞在していき、複数の家を転々とするスタイルです。

 

 このパターンのメリットは自分にとって居心地の良い家を見つけやすいことだそうです。

 

 様々な家に滞在することで、居心地の良い家を見極めることができると言っていました。

 

 要するにお試し期間ですね。

 

 そうして最終的に住み着く家を決めるそうです。

 

 では、座敷わらしに家にいてもらうにはどうしたらいいのでしょうか?

 

 次回に続きます。

 

 今日はここまで!またお会いしましょう。